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イギリス生活:YMS

【2025年最新】YMS|イギリスのタックスリターンを受け取るには?

2025年6月6日

こんにちは!

YMSビザ(ワーホリ)でイギリスへ渡英し、現在ロンドンで生活中の Yuki@yukishudo)です。

当ブログでは、31歳までワーホリを使って多くの国に住みたい!いろんな文化や価値観に触れながら自分の視野を広げたい!英語の勉強が大好き!な私がワーホリに役立つ情報海外生活のリアルについてブログを通して発信しています。


イギリスでYMSビザを利用して働いている方の中には、1年の終わりに「税金が返ってくる」という話を聞いたことがあるかもしれません。

この記事では、イギリスの「タックスリターン(Tax Refund)」制度について、実際に返金されたケースをもとにわかりやすく解説します。
自動で通知が届く場合と、自分で申請が必要な場合の違いも含め、2025年6月現在の最新情報に基づいてご案内します。

  • タックスリターンとは何か?
  • YMSで働いていても返金されるのか?
  • 自動返金される条件と流れ
  • 2025年時点での返金手続き方法
  • 返金を受け取るために必要な準備

私もついこの間タックスリターンを無事に受け取りました!

Yuki
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イギリスでは、会社に雇われて働くと、給料から所得税(Income Tax)や国民保険料(National Insurance)が自動的に引かれます(PAYE制度)。

しかし、働き方や収入のタイミングによっては、本来より多く税金を支払っていることがあります。

たとえば以下のようなケース:

  • 年の途中から就労を始めた、または途中で退職した
  • 給料の額が毎月大きく変動していた
  • 年間の収入が非課税枠(£12,570)以下だった
  • 税コードのミスがあった

こうした場合、HMRC(英国税務署)は「払いすぎた税金(過払い)」を自動で計算し、返金できる旨を通知することがあります。これがいわゆる「タックスリターン」です。また、帰国後など自分で申請をしてタックスリターンを受け取ることも可能です。

YMSの人でも、働き方次第では税金を多く払っている可能性があります。知らないうちに取り戻せるお金があるかも!

Yuki
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イギリスの「税年度(Tax Year)」は、日本のような1月〜12月ではなく、毎年4月6日〜翌年4月5日までと決まっています。これは税金や給与、国民保険などの計算・申告の基本期間となります。

私も最初「なぜ4月6日スタートなの!?」と疑問に思いましたが、これは中世から続く歴史的な暦の影響だそう!

Yuki
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この年度ごとに、HMRC(英国税務署)が納税者の1年分の税金を計算し、払いすぎていた場合は「P800」という通知を通じて返金案内が行われます。

そのため、4月以降のタイミングで「払いすぎていたかどうか」が判明し、通知や返金が行われるのは5月〜夏頃になるケースが多いようです。

2025年現在、HMRCは対象者に対して「P800」という税計算書(Tax Calculation)を発行します。これは郵送のほか、HMRCのオンラインアカウント(Personal Tax Account)に通知されることもあり、通知はメールで届く場合もあります。

P800には、過払いと判断された税額や、返金方法についての案内が書かれています。

私のもとにはメールで通知が届きました。タイトルは “Your new tax calculation from HMRC is ready” というもの!

Yuki
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過去には、申請を行わなくても一定期間経過後にHMRCが自動で小切手を郵送してくれる制度がありました。

しかし、2024年5月以降、返金を受け取るには「本人によるオンライン申請」が必要となりました。

つまり、通知を受け取っただけでは返金されず、必ず次のような手続きが必要です。

  • HMRCからの通知メールを確認
  • Personal Tax Account にサインイン(事前に登録しておく必要があり。次の部分で解説しています!)
  • 表示された返金案内に従って、返金方法(銀行振込または小切手)を選択
  • 指定の銀行口座を登録して申請
  • 通常5営業日ほどで振込(BACS方式)

返金手続きの詳細はこちら(公式)

手続きは意外とシンプルで、ボタンをクリックして口座の詳細を入力するだけ。5日後にMonzoに無事に振り込まれました!

Yuki
Yuki

通知の受取や、返金申請手続きはオンラインアカウント「Personal Tax Account」から行うのが基本です。まだ作成していない方は、以下のリンクから登録できます。

アカウントを持っていると、返金だけじゃなくP60の確認や税金の履歴チェックもできて便利!渡英してすぐ作っておくのがおすすめです。

Yuki
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イギリスで働くと、月給から以下のような控除が発生します(2025年6月現在の制度):

  • 所得税:年間£12,570を超える部分に20%
  • 国民保険料:同じく超える部分に8%

たとえば、月給£2,000(約37万円)の人は、1ヶ月に約£266(約5万円)が差し引かれる計算になります。

これらを多く払いすぎていると、年度末に返金される可能性がある、ということです。

手取りが少なく感じるのはそのせい。でも払いすぎていた分は、こうして返ってくる!

Yuki
Yuki
  • Personal Tax Accountを登録しておく
  • P60・P45などの給与関連書類は必ず保管
  • HMRCに届け出ている住所やメールアドレスを最新に保つ
  • 怪しいメールと区別できるよう、公式メールアドレス(@gov.uk)を確認

特にメールアドレスと住所は、変更があったらすぐ更新!通知を見逃すと、返金手続きのチャンスを逃してしまいます。

Yuki
Yuki

イギリスでYMSビザを利用して働いている方も、条件に当てはまれば税金の払いすぎが返ってくる可能性があります。
P800という税務通知を見逃さず、必要な手続きを行うことで、スムーズに返金を受け取ることができます。

特に、2025年現在は申請しないと返金されない仕組みになっているため、事前準備がとても大切です。

  • YMSビザの人もタックスリターン(税金の返金)対象になる
  • HMRCからの通知(P800)は郵送またはオンライン通知(メール)で届く
  • 2024年5月以降は申請が必須、自動返金はなくなった
  • 返金には、Personal Tax Accountの登録が必須
  • 通知の見逃しを防ぐためにも、連絡先の情報は常に最新に更新しておく

「難しそう…」と思って手を出さないのはもったいないです!アカウントさえ作っておけば、通知もすぐ確認できますし、申請も本当に簡単です。
YMSで働いている方は、ぜひ一度ご自身の税務状況をチェックしてみてください!

Yuki
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本記事のイラスト:しぐれに様(https://www.shigureni.com/)よりお借りしました。

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Yuki

北海道出身、現在29歳。 これまでにオーストラリア・ニュージーランド・カナダでワーホリを経験し、2024年4月からはYMSビザでイギリス・ロンドンに滞在中。 「リアルな海外生活を体験したい!」という想いから渡航を重ね、ビザの取得方法から現地での家探し・仕事探しまで、自分の経験をもとにブログやSNSで情報を発信中です。 海外生活を通じて感じたこと・つまずいたこと・乗り越えたことをそのまま届けることで、これから海外に出る人たちの不安を少しでも減らせたらうれしいです。 趣味: 映画、アニメ、スターウォーズ、インディーロック、ヒンディー語の勉強。