
こんにちは!YMSビザ(ワーホリ)で渡英しイギリスで生活中のYuki(@yukishudo)です。
このブログでは、31歳までワーホリでできるだけ多くの国に住みたい!自分の中の視野を広げながら色んな文化や価値観を学んでいきたい!そして英語の勉強も大好き!そんな私がワーホリ情報や海外生活についてブログを通して発信しています。

YMSを使ってイギリスに渡英し早くも3か月が経ちました。仕事にも慣れてきて楽しい毎日を送っている私ですが、体調が優れず先日GP(イギリスの病院)を利用することとなりました。日本の病院とは予約や診察・医療サービスが異なるイギリス。他国へワーホリ経験のある私も少々難解に感じました…
ということで、今回の記事では私の実体験をもとに、
この記事でわかること
- イギリスの医療サービス
- イギリスのGP利用の仕方
について詳しくまとめていきます。
- YMSや留学でこれから渡航予定の方
- イギリスの病院(GP)について知りたい方
におススメの内容です。
イギリスの医療の仕組みを知っておこう

YMS(ワーホリ)や留学で渡英する!となった際、現地での医療システムやGPについて理解しておくことは重要です。
まずはイギリス生活で頻繁に出てくるワードを解説していきます。
ビザの申請時にも出てくるIHSやNHSという言葉。これを読めばバッチリです!

NHSとは?
NHSとはNational Health Serviceの略で、国民保健サービスのこと。
これは税金で運営されており、病院の受診や診察、入院そして手術などが無料で受けられるというのも。
そして、イギリスでは住居者とみなされる場合、我々のような外国人でもこの国民保健サービスに加入することができ、医療費は無料となります。
※処方箋にはお金がかかることが多い
NHSで受けられる主な医療サービス:
- GP(かかりつけ医)による診察
- 専門医による診察および治療
- 病院での入院および手術
- 予防接種
イギリスでは街の至るとことでNHSというワードを目にします。
IHSとは?
IHSとはImmigration Health Surchargeの略で、イギリスに6ヶ月以上滞在するビザ申請者が支払う追加料金のこと。
これはNHSのサービスを利用するための費用であり、YMSなどのビザ申請時に支払います。
IHSを支払うことで、NHSのサービスを無料で利用できるようになります。
GPとは?
GPは、General Practitionerの略で日本でいう「かかりつけ医」や「一般開業医」に相当する医師のこと。
イギリスのNHSの中心的存在であり、ほとんどのイギリス国民が利用しています。
GPでできること:
- 初期診療:病気や怪我の最初の相談場所がGP。
- 専門医への紹介:GPの診察後に、さらなる治療や検査が必要な場合、専門医や病院への紹介・予約。
- 予防医療:定期的な健康診断や予防接種などもGPで行える。
このように、イギリスでは最初にGPを受診。そのあとGPより紹介状などをもらうことで、内科や皮膚科などの専門機関を受診できるのです。
なので、日本のように明日直ぐに皮膚科を受診できる…というわけではなく、予約状況によっては数日から数週間かかることもあります。
イギリスで医療サービスを受けるために

イギリスでGPなどでの医療サービス(NHS)を受けるためには…GP登録&NHSナンバーの取得が必要となります。
それでは詳しく解説していきます!
まずイギリスに入国し、BRPカードを受け取ると、
「GP登録」
ができるようになります。
ウェブサイトから簡単に登録できるのですが、登録完了まで数週間かかるので早めに行っておくことがおすすめ。
GP登録には…
- BRPカード
- パスポート
- 住所証明書
が必要となるので、住む家が決まってからの登録が良いかなと思います。
また、住所証明書についてですが…
銀行の取引明細書を利用!で解決。
- MONZO(モンゾー)銀行を強くおすすめ
- ハードルが低いのでYMSや留学で渡英の日本人でも簡単に開設
- 取引明細書を住所証明として使える
この住所証明書は職場に提出したりと何かと使う場面が多いので、渡航後すぐに銀行開設がおすすめ。

詳しくは別記事でまとめています。
オンラインで簡単にGP登録
ではさっそくGP登録をしていきましょう!
専用ウェブサイトから簡単にオンラインで登録できます。
サイトにアクセス

”Find a GP”で家の住所の郵便番号を入力しGPを探します。
GPを選ぶ

GPの候補がいくつか出てくるので、候補の中から好きなものを選びます。(”Accepting new patients”と書いてあるものを選びましょう!)→”Register online with this GP”をクリック
アカウント作成

スクロールし、”Start Now”をクリック → NHSにログインしますか?というのがでてきますが、まだアカウントは無いと思うので、”Continue Without”から一旦作成しておきましょう!
健康に関する質問に答えていく
NHSアカウント作成後、健康関連の質問に答えて登録完了です。
数週間後に封筒で番号が記載された書類が届くので気長に待ちましょう!
NHSナンバーが記載されたレターを受け取ろう
オンライン登録から数週間で、指定の住所にレターが届きます。
「Registration Confirmation Letter 」というもので、
- GP機関とかかりつけ医の名前
- NHSナンバー
が記載されているので大切に保管しておきましょう!
GPの受診方法

GP登録が完了し、NHSナンバーを受け取ると晴れて近所のGPで診療を受けれるように。病院に行けばいいだけの日本とは違い、ステップが多すぎるイギリス…ここからは予約から診察までの私の実体験を紹介していきます。
まずは電話で予約
私は低用量ピルが欲しかったので、まずはGPの窓口に電話。NHSの情報を確認するために、名前・生年月日を聞かれました。
職場のイギリス人同僚よりも強いブリティッシュアクセントに苦戦しながらも、症状を伝えることに成功。そしてかかりつけ医との電話診察を予約。
電話診察
緊急性が無い場合は最初は電話診察が多いようです。
指定された時間帯にGP(かかりつけ医)から電話が来るのですが、指定時間が12時~16時などどざっくりすぎるので注意。
さっそく症状を伝え、ホルモンバランスを確認するために血液検査をすることに。ちなみに血液検査の予約は最短で2週間後…信じられない遅さで、日本の医療の素晴らしさを痛感!
この電話診察のあとに、GPからテキストメッセージが送られてくるのですが、記載されてたURLから飛ぶと、専用のメッセージプラットフォームでかかりつけ医とメッセージができます。症状を伝える為の写真などもここから送れます。
病院に行かなくても、電話やメッセージでやりとりできるのは便利!

血液検査
血液検査は登録した近所のGPで行いました。指定された時間帯に行くと、窓口で案内されスムーズに採血。検査結果は数日で出るとのこと。
電話で検査結果をもらえる
数日後、GPから電話があり検査結果をもらいました。ホルモンバランスは正常だがB12が足りないとのことでした。(早速サプリメント購入)私は低用量ピルが欲しいので、検査結果のあとに、再度GPとの電話診察の予約が必要に。
2回目の電話診察
検査結果を頂いた日に電話診察の予約が取れました。指定時間にGPより電話があり、医師から低用量ピルの処方案内を受けました。低用量ピルは好きな場所で受け取れるとのことで、職場の近くの薬局(Boots)を指定。
受け取り場所を指定できるってありがたい!

薬局で処方箋をもらう
翌日、指定したBootsの窓口で名前と生年月日を伝え、低用量ピルを頂きました。支払いなどは一切なく、嬉しいことにイギリスではピルの処方が無料。
こんな感じで、日本でなら1日で完了するものが、イギリスでは2週間ほどかかります。イギリス国民も医療の遅さには悲鳴をあげているので、いつかもっと良くなることを願うばかり。
それでも、私たちのような外国人でも無料で医療サービスを受けれれるのはとてもありがたいことです。
追記:2回目以降は診察の必要はなく、ネットでピルを選ぶだけ。近くの薬局で翌日には無料で受け取れています!

まとめ
安心してイギリス生活を楽しむためにも、YMS(ワーホリ)や留学で渡英後は速やかにGPに登録しておくことがおすすめです。
GP利用でのポイント
- NHSでできることついて知っておく
- 渡英後にGP登録を完了させておく
- NHSナンバーを受け取る
- GPに電話をし予約や診察の手配をする
今回も読んでいただきありがとうございました!
ではまた!
Yukiのワーホリ日記イギリス編

先日はユーロの決勝戦。イギリスVSスペインでした!
イギリス人はサッカーに熱く、パブで観戦したり、家に集まって観戦したり、職場で仕事をしながら観戦したり。

ピーナッツバター、醤油、お酢を1:1:1で混ぜ、お水を足しながら味を調節。美味しい自家製ドレッシングのできあがり。

血液検査でB12が足りないと言われたので、緑系を作り置きしてB12接種。今週末はイギリス30度近くまでになる模様。夜はまだまだ肌寒い(7月です?)イギリスなので週末が楽しみです。
つづく…
インスタも更新中!