
最近は日本でも「移民問題」や「外国人労働者の受け入れ」が大きな話題になっていますよね。
実はここイギリスでも同様に、移民に対する政策の引き締めがかなり強化されており、とくに「Skilled Worker Visa(ワークビザ)」の取得は2024年以降、一気に難しくなりました。
この記事でわかること
- ワーク(就労)ビザの主な変更点
- YMSビザとの違いと注意すべきポイント
- 一般職でイギリスに残るのが難しい理由
- 日本にいるうちからできる就労ビザ対策
本記事では、ビザに関する最新の制度変更とその影響、YMSビザ保持者が今できることを中心に、わかりやすく解説していきます。
ちなみに私のYMSビザは2026年3月末まで。今のクリニックの受付秘書の仕事ではワークビザは厳しそうなのでこの先どうしようかな~とかなり悩み中です・・・

ワークビザの取得が難しくなった理由

2024年春以降、イギリス政府は合法的な移民の数を減らすため、就労ビザの条件を大幅に引き上げました。
具体的には・・・
- 最低年収条件が £38,700 に引き上げ(約750万円相当)
→ ※ただし一部の例外職種ではこれより低い水準もあります(例:介護士など) - 「Shortage Occupation List(不足技能職リスト)」の大幅見直し
→ 以前よりも対象職種が絞られ、カフェや接客などの一般職は対象外に - ビザ申請費・NHSサーチャージ(医療費負担)の増額
→ 1人あたり数十万円単位の費用が必要になることも - スポンサー企業の審査・手続きも厳格化
→ 企業側もビザ発行に慎重になっており、スポンサー自体が見つかりにくい状況に
「イギリスに残りたいならワークビザを取ればいい」と思っている方は要注意!
今の制度では年収と専門性がないと残れないのが現実です。

YMSビザとどう違う?注意したいポイント

YMSビザは、
- 18〜30歳対象
- 抽選制
- 最大2年間滞在・就労可
- スポンサー企業不要
という特徴があり、イギリスで自由に働ける貴重なチャンス。
ただし、この「自由」は2年間限定です。
多くの方が、
「YMSで働いた実績を活かして、そのままワークビザに切り替えよう!」
と思うかもしれませんが、以下の2点が大きなハードルになります。
- 年収£38,700以上(原則)
- スポンサー企業が必要
つまり、この2つの条件がそろっていない場合、どんなに現地で頑張っても滞在を延長することはできません。
特にカフェ・販売・ホテルフロントなどの一般職では、ビザ切り替えに必要な年収や職種要件を満たすのはかなり難しいというのが現実です。
悲しいことに「2年後に残れるかも」という甘い見通しは通用しない時代・・・。

これからYMSで渡英する人が「今」からできる準備

「YMS中に何かチャンスがあれば残ろう」と思っていては遅いかもしれません。
将来イギリスに長く住みたいなら、日本にいるうちから計画的に動くことがカギになります。
渡英前にできること
- イギリス現地で活動している日系エージェントに登録し、スポンサー企業の求人を探す
- 現地の日系エージェントでは、日本語が使える職種や、ビザサポート可能な企業の求人を取り扱っていることもあります。(センターピープルなど)
- IT・医療・エンジニア・介護などのスキルを磨く/資格を取得しておく
- 英語力をIELTSで可視化しておく(目安:スコア6.5以上)
LinkedInなどを使って人脈を広げておくのも◎

YMS中に意識すべきこと
- できるだけ専門職・高スキルの業種で経験を積む
- 語学力のブラッシュアップを継続する
- 現地の人脈や職場での評価を積極的に築く
- スキルアップのための勉強や資格取得にも挑戦
最初は「YMSの2年間楽しもう!」と思っていたけど、制度が厳しくなった今は、「この2年でどれだけ次につなげられるか」がすごく大事だと実感しています!

まとめ

イギリスに長く滞在したいと考えている人ほど、現実的なビザの壁を正しく理解しておくことが大切です。
- 2024年以降、ワークビザの取得は非常に難易度が高くなった
- 特に年収(£38,700)とスポンサー企業の条件が高いハードルに
- カフェや接客業では、ワークビザへの切り替えはかなり難しい
また、これからYMSでイギリスに来る方は、事前にワークビザの前提条件を理解しておくことで、自分のキャリアの選択肢をより広げられるはずです。
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。読んでいただき、ありがとうございました。
ではまた!
Yukiの日記

最近、ChatGPTのようなAIが当たり前になってきて、人間らしくいることが、なんだか“ダメなこと”みたいに感じる瞬間があります。
たとえば、ちょっとした会話の中で
「〇〇ってどう思う?」と誰かに聞いたとき、
「それ、ChatGPTに聞いてみたら?」と返されることがある。
たしかに、そのほうが早いし、正確かもしれない。
でも、私が聞きたかったのは「正解」じゃなくて、その人の感じ方や考え方だった。
こういう瞬間が少しずつ日常の中で増えてきて、
人として感じることや考えることが、どこか無価値にされているような気がしてしまう。
でも、自分自身を例に考えてみると、最近は自分の頭で考えを巡らせて、悩んで、考えたり、決めたりするという瞬間がぐんと減った。
実際ちょっとしたことも、すぐにチャッピー(ChatGPT)に聞いている。
こんな瞬間がこの先今よりも少しずつ増えていくのかと思うと、正直ちょっと怖い。でもやはり便利だし、チャッピーのいない生活には戻りたくはない。
それでも、人間らしさが“非効率”として片づけられていく瞬間が増えた気がして、どこか寂しいなと。
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