
こんにちは!ワーホリ3カ国目のYuki(@yukishudo)です。
この記事では、カナダのワーキングホリデービザ(IEC)をエージェントを使わずに自力で取得した私の体験を元に、申請方法をステップごとに詳しく解説します。
この記事でわかること
- カナダのワーキングホリデービザ(IEC)とは?
- 申請前に知っておきたい注意点
- ステップごとの申請方法と書類の準備
- 無犯罪証明書や追加書類の取得方法
- 実際にかかった費用と所要期間
それでは詳しく見ていきましょう!

カナダのワーホリビザとは?
カナダでのワーキングホリデービザは、正式には「IEC(International Experience Canada)」と呼ばれます。年齢制限は18~30歳、有効期限は最長1年。日本国籍保持者は年に1回、抽選に参加して招待を待つという流れです。
(追記:2025年よりカナダへはワーホリで2回渡航できるようになりました!)
オーストラリアやニュージーランドのワーホリよりも手続きは複雑で、提出書類も多く、時間がかかるのが特徴です。ですが、自分で取得できれば大きな自信になります!
申請の前に…
オーストラリアとニュージーランドはあんなに簡単であったワーホリビザ申請。例えるなら最初の旅のお供のポケモンを3匹から選ぶレベル。しかしカナダはいきなり街のジムリーダーです。
1つ間違えると最終段階まで辿り着いたとしても、最終審査でビザ却下となってしまうようなので、細心の注意を払って進めていきましょう!
仮にビザ却下になってしまった場合でも最初からやり直せば何度でも再度申請も可能です。しかしながら、ビザ申請には少なくとも3ヶ月はかかりますので一発合格目指ししょう!
申請の流れとポイント
私が実際に行ったカナダワーホリビザの申請方法を紹介していきます。一連の流れはこのような感じ。
- カナダ政府のサイトてアカウント登録
- IECビザに応募
- 招待レターを待つ • 届く(私は3ヶ月かかりました)
- 招待を受諾する
- 申請手続き
- バイオメトリクス認証を登録
- 追加書類提出
- ビザの許可が降りる
- 渡航後、現地の空港のイミグレーションで入国と共にビザが発行される
けっこうやることが多い!

カナダの応募枠はイギリスと比べるととても多いですし、抽選式ではありません。ビザ取得の道のりは他のビザよりは長いもののこの先に夢のカナダでの生活が待っています、頑張りましょう!
ここからはステップごとに詳しく解説していきます。
Step1カナダ政府のサイトてアカウント登録
カナダ政府の公式サイト(https://www.canada.ca)からGCKeyを選び、新規アカウントを作成します。アカウント名やパスワードは忘れないように控えておきましょう。
さらに、毎日ログインして常にニューレターが届いていないかチェックすることをお勧めします。
Step2IECプールに応募
アカウントが作成できたら、いよいよIECプールに応募です。「Working Holiday」カテゴリーを選択し、情報を入力していきます。私は下記サイトを参考に一連の応募を行いました。とても詳しく書いてますのでご参考ください。
「ワーホリシロップ by マイルストーンカナダ」さん
Step3招待レターを待つ • 届く
ここがもどかしいのですが、招待レターが届くまでひたすら待ちます。個人差があるようで、私は2021年の10月に応募し、2022年の1月に招待レターを受けとりました。
応募する時期にもよると思いますが渡航計画も余裕を持っておいた方が良いと思います。
Step4招待を受け入れる
招待レターが届いたら、期限内に受け入れることで申請手続きがスタートします。
Step5書類提出・申請手続き
こちらがとても厄介。提出書類が沢山あります。
また、PDFファイルをダウンロードし、それをAdobiソフトで入力し、PDF化してアップロードするという手間もあります。パスポートなどはスキャンしてPDFファイル化が必要です。
家にプリンターやスキャナーがない方はコンビニでもできます。写真も私は履歴書カメラを使って撮影し、PDF化しアップロードしました。
先ほど紹介しましたワーホリシロップさんのサイトではレジュメ(履歴書)も無料で作ってくださり、PDFファイルでメールにて送ってくださるのでレジュメの作り方がわからない方は是非ご活用ください。
「ワーホリシロップ by マイルストーンカナダ」さん
ビザ申請料は日本円で約35,000円でした。一連の申請が終わりましたらしっかりと確認し、送信していきましょう!
Step6バイメトリクス認証
今現在、日本でこちらを登録できるのは、東京と大阪の指定病院のみです。
北海道や沖縄にお住まいの方にとっては厳しいですよね…。私も北海道から飛行機に乗りはるばる指紋提供してきました。指紋登録と照合の1分のためだけに、東京に行くのは心が泣けましたが有効期限がこの先10年間とのことなのでいつかまた役にたつことを願うのみ…
Step7追加書類提出
私の場合、以下の書類が求められました:
- ニュージーランドの無犯罪証明書
- オーストラリアのTraffic Record(運転歴証明)
特にTraffic Recordは、運転免許がなくても「持っていなかったこと」を証明する必要があり、メールで申請しました。時間がかかる書類もあるので、先回りして準備するのがおすすめです。
私が提出を求められたのはニュージーランドの無犯罪証明書だけでしたが、人によっては全て求められる人もいるようなので、用意するに越したことは無いかなと思います。
念のためにと準備していたオーストラリアの無犯罪証明書は書類が手元に届くまで3週間かかったので、時間に余裕を持って準備することをおすすめします!
オーストラリアの無犯罪証明書
こちらは、下記の専用のサイトにアクセスして合計が100ポイントになることで取得できます。
それぞれの証明書や書類にポイントが振られていて、100ポイント以上となるように証明書や書類を提出していくもの。
私は100ポイントを満たすために、
- パスポート
- オーストラリアで使っていたクレジットカード
- オーストラリアの銀行明細(タックスリターンで使ったもの)
をスキャンしPDFファイルに。
無事、3週間後に無犯罪証明書が郵送で受け取りました。
ちなみにオーストラリアの無犯罪証明書は約4,000円かかりました。
レシートとしてPDF付きのメールも届きますので、オーストラリアの無犯罪証明書が間に合わない!という方は下記のメールもしっかりと保存し、カナダ移民局に提出期限の延長を求めるのも一つの手かなと思います。
ニュージーランドの無犯罪証明書
ニュージーランドの無犯罪証明書はパスポート写真を送るだけなのでオーストラリアに比べると断然楽です。
サイトから専用の質問用紙を印刷し、記入し、スキャンしPDFファイルにしておきましょう!サイト上でも個人情報を入力しいくつか質問に答え、先ほどの質問用紙とパスポートのPFDファイルを申請すれば完了です。
オーストラリアのTraffic Record
私はメルボルンに住んでいたのでヴィクトリア州のものが必要でした。
これがまた複雑で、私は国際運転免許は持ってたけれど、オーストラリアの運転免許は持っていませんでした。
なので、「オーストラリアの運転免許も持っていなかったことを証明する」必要がありました。専用のホームページから事情を詳しくメールでお問い合わせをしたところ、1週間後に返事がきまして、
- パスポート情報のPDF
- 現在の住所
- オーストラリアでの住所
- 電話番号
を専用のメールアドレスに送ってとのことでした。
すぐに上記内容を指定のアドレスに送ったところ、無事に返信メールにてtraffic historyをゲットできました。
メールを送るだけだったので、思っていたよりも簡単にゲットできたので、同じ問題でお困りの方、私が送った下記の英語文を参考にぜひメールを送ってみてください。
Vic RoadsサイトのMessage usからメールを送る際はオーストラリアの電話番号の入力が必要です。(海外の電話番号を入力するとメールを送信することができません。→ 私は友達の電話番号を借りて入力しました。)
Hello, I am あなたの名前.
I need verification that I have never held a driver's license in Victoria, Australia.
I require this documentation to apply for an IEC Visa in Canada.
Could you please advise me on the process to obtain this?
Kind regards,
あなたの名前
追加書類を提出する際は、アップロード後に最後のSubmitのところまで進まないと申請したことになりません。後からアップロードしたはずなのに…とならない為にも、みなさんお気をつけを。(私はこれで後日アップロードし直しました…)
Step8ビザの許可が降りる
全ての書類を提出後、1ヶ月ほどでビザ許可の通知が届きました。最終的なビザはカナダ入国時に空港で発行されます。
実際にかかった費用と感想
- 申請料:約35,000円
- 交通費・ホテル代(東京の指紋登録)
含め、総額約10万円でした。
手間もお金もかかりましたが、自力で取得したからこそ得られる達成感がありました!
まとめカナダワーホリを目指す方へ
「申請は難しそう…」と感じるかもしれませんが、ひとつひとつ確実にこなしていけば大丈夫。特に英語の書類や申請手順に不安がある方でも、今は多くの体験談やサポート記事がネット上にあります。
ワーホリは人生を大きく変える経験になります。もし迷っているなら、一歩踏み出してみましょう!
Yukiの今日の英語フレーズ
ではまた!
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