
こんにちは!
YMSビザ(ワーホリ)でイギリスへ渡英し、現在ロンドンで生活中の Yuki(@yukishudo)です。
当ブログでは、31歳までワーホリを使って多くの国に住みたい!いろんな文化や価値観に触れながら自分の視野を広げたい!英語の勉強が大好き!な私がワーホリに役立つ情報や海外生活のリアルについてブログを通して発信しています。
私はYMSで渡英し、現在ロンドンでクリニックの受付アシスタントとして働いています。雇用形態は個人でフリーランスのようなものです。つまり「自分で確定申告をする」必要があるのです。
イギリスではフリーランスや副業がある人は「Self Assessment」と呼ばれる仕組みを使って自分で税金を申告をする必要があります。これはブログやYouTubeなどの副業での収益も当てはまります。
年間£1000以上の収入がある場合はこの対象!
今回、私自身が調べに調べて理解できた内容を、この記事でまとめてみました。特にYMSで渡英している方、副業やフリーランスで収入がある方に役立てれば幸いです。
この記事でわかること
- イギリスの税金について
- 確定申告について
- 事前に準備するべきこと
イギリスの確定申告ってどういう仕組み?

イギリスには「Self Assessment」という仕組みがあります。これは、会社員のように給与から自動で税金が引かれるのではなく、自分で所得や経費を計算して申告し、税金を納める方法のこと。
対象になるのは、例えばこんな人です。
- フリーランスや自営業(Sole Trader)として働いている
- ブログやYouTube、インスタなどで副収入を得ている
- 不動産収入や投資収入など、源泉徴収されない収入がある
私もまさに「フリーランス×副業あり」に当てはまるので、Self Assessmentが必須。最初は複雑そうで不安でしたが、仕組みを理解すれば流れは意外とシンプルです!
イギリスの年度と申告のタイミング
ここ、日本と大きく違うので注意が必要です。
イギリスの税年度は 4月6日から翌年4月5日まで。
例えば2024/25年度は「2024年4月6日〜2025年4月5日」となります。
そして申告や支払いには期限があります。
- Self Assessmentの登録:確定申告が必要になった人は、翌年10月5日までにSelf Assessment登録。(例:2024/25年分 → 2025年10月5日まで)
- 申告書の提出(オンライン):翌年1月31日まで(例:2024/25年分→2026年1月31日まで)
- 税金の支払い:同じく1月31日まで
つまり、2024/25年度分の申告は2026年1月31日が締め切りということになります。
遅れるとペナルティがかかるので、ここはカレンダーにしっかりメモ必須です!
確定申告や税金でよく出てくる用語を知っておこう!
調べていて「これ何?」と思った単語がたくさん出てきました。初めての方にでもわかりやすいように整理していきます!
- Self Assessment(セルフアセスメント)
イギリスの「確定申告制度」そのもの。
自分で収入・経費をまとめて申告し、税金を計算・納付する仕組み。
日本では会社が年末調整をしてくれますが、イギリスでは副業やフリーランス収入がある人は自分で申告が必要です。 - Tax Return(タックスリターン)
Self Assessmentで提出する「確定申告書」のこと。
名前に“Return”とあるので「お金が返ってくるの?」と誤解されがちですが、実際には 収入や経費をHMRCに報告する書類 を指します。
その結果、払いすぎていれば還付があり、足りなければ追加で支払うことになります。 - UTR (Unique Taxpayer Reference)
HMRC(イギリスの税務署)から郵送で送られてくる 10桁の番号。
Self Assessment(確定申告)を行うときに必須の個人IDで、日本の「マイナンバー」や「納税者番号」に近いイメージです。一度発行されたUTRはずっと同じ番号を使います。 - Trading Allowance(トレーディング・アローアンス)
副業やフリーランス収入が 年間£1,000以下 であれば、確定申告をしなくても良いという特例制度。
例えば「ちょっとしたブログ収入」「ハンドメイド販売」「友達に頼まれて翻訳した謝礼」などがこれにあたります。
逆に£1,000を超える場合は、Self Assessmentに登録して申告が必要です。 - Personal Allowance(パーソナル・アローアンス)
誰にでも適用される 年間の非課税枠。
2025/26年度は £12,570 までの所得には税金がかかりません。 - National Insurance Contributions (NICs, 国民保険料)
日本でいう社会保険料に近い仕組みで、年金や医療サービスの財源になります。
フリーランスの場合は「Class 2」「Class 4」のNICsを収入に応じて支払う必要があります。
雇用されている場合は給与から自動的に引かれていますが、副業やフリーランス収入がある場合は確定申告時に追加で支払うことになります。 - PAYE(Pay As You Earn)
雇用されている人向けの税金の仕組み。
給料から自動的に所得税やNICsが天引きされ、雇用主がHMRCに納めます。
カフェやレストランなどで働く場合は通常この方式。 - HMRC(HM Revenue & Customs)
イギリスの税務署。
税金の申告や支払い、国民保険、年金などを管理している機関。
Self AssessmentやUTRの発行もすべてここが担当です。 - Tax Year(タックスイヤー/課税年度)
イギリス独特の会計年度。
毎年4月6日〜翌年4月5日 までが1年とされます。
日本と異なるので注意が必要です。
これらを押さえておくと、HMRCのサイトを読むときもかなり理解しやすくなります!
確定申告で実際に準備すること
登録から確定申告までの一連の流れは・・・
- HMRCに登録してUTRを受け取る
- 収入を整理
- 経費を記録
- 年度末にまとめて申告
- 期限までに支払い
この順番さえ守れば、初めてでも迷わず進められます。
では詳しく見ていきましょう!
① HMRCにSelf Assessmentを登録する
フリーランスや副業で£1,000を超える収入がある場合、まず最初にやるべきは HMRCに「Self Assessmentをします」と登録すること です。
手続きはオンラインでできて、内容は「私はフリーランス(Sole Trader)として働いています」あるいは「副業などで収入があります」という申告をHMRCに伝えるだけ。
登録が完了すると、次のようなものが順番に届きます。
- UTR(Unique Taxpayer Reference)
- 10桁の番号で、あなた専用の「税務ID」。
- 今後すべての確定申告に使う番号なので、とても大事。
- HMRCから手紙&メールで送られます。
- Government Gateway ID(ユーザーID)
- HMRCのオンラインサービスにログインするためのアカウント。
- 申告書を提出するときや、支払い状況を確認するときに必須です。
- Activation Code(認証コード)
- Government Gatewayのアカウントを有効化するためのコード。
- これも郵送&メールで届き、期限内に入力してアカウントを有効化する必要があります。
2024年4月~2025年4月間の確定申告をする場合は2025年10月5日までに登録する必要があります!
② 収入源を整理する
まずは「どこから収入を得ているのか」をハッキリさせます。
私の場合は、
- クリニックの受付アシスタント(フリーランス契約)
- ブログの収益
この2つがメインです。
人によってはYouTube、Uber配達、家庭教師などいろいろあると思います。「フリーランスや副業として得た収入はすべて記録する」のが基本です。
Excelに「日付」「入金額」「どこからの収入か」を一つずつ入力するなど、小まめに記録しておくのがポイント!
③経費を記録する
次に、仕事のために使ったお金を「経費」として整理します。
- 仕事で使った交通費(バス・電車代)※通勤だと経費にならない
- パソコンやスマホなどの機材費
- ソフトやアプリのサブスク代(例:Canva、Zoomなど)
- 文房具やプリンター代
- 自宅の一部を仕事スペースとして使っている場合は、家賃や光熱費の一部
こうした支出は「仕事のために必要だった」と説明できれば経費にできることが多いです。
レシートや銀行明細をスキャンして保存しておくと安心!
④年度が終わったら収入と経費をまとめる
イギリスの税年度は4月6日〜翌年4月5日。
年度が終わったら、それまでに記録しておいた収入と経費を合計します。
- 総収入(gross income)
- 経費(expenses)
- 収入 − 経費 = 利益(profit)
この「利益」をもとに税金やNational Insuranceが計算されます。
⑤ 期限までに申告・支払い
準備が整ったら、HMRCのオンラインサービスからSelf Assessmentを提出します。
- 提出期限:年度終わりの翌年1月31日まで(オンラインの場合)
- 税金の支払い期限:同じく1月31日まで
HMRCのサイト上で確定申告の案内が出るので、それに従えばOKです。
フリーランスの場合、どれくらい税金を払うの?

ここまで仕組みを説明してきましたが、「結局いくらくらい払うの?」って気になりますよね。
私も最初はそこが一番知りたかったので、シンプルなケースで計算してみました。
ケース:毎月£2,000の収入(年間£24,000)、経費はなし
- 年間収入:£24,000
- 個人控除(Personal Allowance)£12,570を引くと、課税対象は £11,430
- この£11,430に20%の所得税がかかる → £2,286
- 加えてこの£11,430に6%の国民保険(NIC、Class 4)がかかる → £685.80
合計すると 年間で約£2,971の支払いになります。
つまり、手取りは £2,000 − £248(確定申告用に貯金しておく) = £1,752/月 になるイメージです。
最初にこの計算をしたとき、「思ったより持っていかれるな…」と感じました。でも、国民保険(NIC)は日本でいう年金や健康保険料にあたる部分なので、単なる“税金”ではなく社会保障への加入費用も含まれています。
副業しているけれど、確定申告が必要かわらない方へ

YMSで来ている方の中には「副業でちょっと収入があるけど、確定申告って必要?」と思っている人も多いと思います。ポイントはここです!
- 年間£1,000以下なら申告不要の可能性あり(Trading Allowance)
- それを超えたらSelf Assessmentに登録して申告
- 期限は必ず守る(遅れるとペナルティ!)
給料(PAYE)+副業収入がある場合

イギリスでの給与は、多くの場合 PAYE(Pay As You Earn) という仕組みで処理されています。
これは日本の「源泉徴収」に近く、雇用主が給料から所得税やNational Insuranceを天引きしてHMRCに納めてくれる仕組みです。
→ なので、カフェやレストランでの給料だけなら、自分で確定申告をする必要はありません。
ただし、ここに副業(フリーランスやブログ、YouTubeなど)で£1,000を超える収入が加わると話が変わります。
この場合の流れ
- 副業収入が£1,000以下
→ Trading Allowanceの範囲内なので、申告不要。 - 副業収入が£1,000を超える
→ Self Assessmentが必要になります。
このとき、カフェやレストランの給与(PAYEで処理済み)も含めて、HMRCに「総合的な所得」として申告する必要があります。
例(イメージ)
- カフェの給与:年間 £15,000(PAYEで処理済み)
- 副業収入:年間 £3,000
- 経費:年間 £500
この場合、合算すると £18,000 の収入。
そこから経費を差し引いて £17,500 が課税対象になります。
Personal Allowance(£12,570)を超えた £4,930 に対して税率20%がかかり、副業分の税金を追加で支払うイメージです。
このように少し複雑な場合は会計士などにお願いするのも一つの手です!
「カフェの給料は税金が引かれてるから安心!」と思っていても、副業で£1,000を超える収入があるなら 必ずSelf Assessmentを登録して申告 しましょう。
HMRCは“すべての所得を合算して計算する” というルールのようです。
この記事のまとめ

イギリスの確定申告は仕組みさえ理解すれば「HMRCに登録 → 収入を整理 → 経費を記録 → 期限までに申告」という流れは一貫しているので、決して難しくはありません。
YMSで渡英する人、すでに渡英して副業を始めている人は、ぜひ早めにHMRCのサイトをチェックして準備してみてください!
ではま!!