こんにちは、ワーホリ生活を愛するYuki(@yukishudo)です。
このブログでは、「31歳までワーホリでできるだけ多くの国に住みたい」「自分の中の視野を広げながら色んな文化や価値観を学んでいきたい」そして「英語の勉強も大好き」そんな私がワーホリ情報や海外生活についてブログを通して発信しています。
さてさて、私は2022年5月から2023年6月までの約1年間、ワーキングホリデービザにてカナダのトロントで生活していました。その時に住んでいたお家、シェアハウスがなんともユニークで自分の人生の中でもトップ3に入るものでした。
そしてそのシェアハウスのおかげで、カナダにいながらカナダの文化よりも「インドの文化に触れ、インドが大好きになり、ヒンディー語までも学んできた」のです。
今回はそんな私の貴重で面白いインド人とのシェアハウス経験 in カナダについて書いていきます。
英語の次はインド!?それにしても、カナダで素敵な経験をしてきたんだね。
そうなの!トロントは世界でもトップクラスの移民都市。マルチカルチャーであることでも有名だよ。色々な文化や食を楽しみたい人には最高の都市だね!今回は私が実際に1年間生活して知ったトロントの面白シェアハウス体験についてまとめたよ。
インド人とのシェアハウス
2022年から2023年にかけて、カナダのトロントで1年間シェアハウスで過ごしました。
お家は一軒家でダウンタウン(街の中心)にありました。
実はカナダの物価はアメリカ並みに高騰していて、シェアハウスでさえ家賃は毎月10万円が相場。
コンド(日本でいうマンションや綺麗なアパート)に住みたいとなるとルームシェアをしたとしても、家賃は20万円を平気で超えてしまうほど。現地のカナダ人でさえ、一人暮らしができないのが現状です。
さてさて、私が住んでいたシェアハウスは2階建てで地下もあり(カナダでは地下にベースメントという部屋があることが多い)、全部で8部屋。
キッチンは地下と1階にあり、トイレ・バスルームはそれぞれの階にあるというカナダでは一般的なお家。
お部屋はベッドと机とクローゼットを置けるくらいなのでそこまで広くはありませんが、凄く狭いというわけでもありません。
キッチンやトイレ、バスルームはもちろん共有です。
そして世界人口1位のインド人が溢れるカナダのトロント。
エリアによっては、ここはインド?というくらいインド人しかいない都市まであるくらい。
私のシェアハウスも私ともう1人の香港からの女性以外、全員インド人の男性でした。
日本人1名、香港人1名、インド人7名!!!
なんとも愉快すぎる…。
途中カナダ人の男性やナイジェリアの女性が入居してきたりと入れ替わりはありましたが、1年間このメンバーで喧嘩もしながらそれでも仲良く生活をしました。
愉快な毎日
インド人はとても頭が良いのが有名ですが、もうそれはそれは本当で、レベルが違うんです。
中学からは授業を英語で受けている人がほとんどなので、英語は話せて当たり前。
プログラミングもできて当たり前。
インド国内では20カ国以上言語があるので、バイリンガルやトリリンガルも当たり前…。
彼らにできないことはあるのだろうか?と思ってしまうほど。
そして人との繋がりをとても大切にします。
シェア文化が当たり前であったり、社会人になってからでも家族と住んでいる方も多く、家族や友人を自分以上に考えます。
そんな彼らと過ごした1年間。
楽しかった日々を振り返りながら、他国の文化を知ることが大好きな私が感じた素敵なことや、面白いな~と思った文化の違いなどを紹介していきます。
初日からまるで長年の友人
シェアハウスに入居して1日目から彼らは、あれずっと友達だったっけ?というくらいフレンドリーかつ親切に私を迎え入れてくれました。
実際に海外で生活するとみなさんそこまでフレンドリーではないんです(日本では海外ドラマでのイメージが強く出てしまっていると思います)。
たしかに日本と比べると距離は近く、知らない人にも話しかけるという文化や軽いボディータッチの習慣はありますが、けっこうドライな人も多いです。
数年間の海外生活経験からそれに気がつき始めた私にとっては、初日からの異常なほどの彼らの親切さやフレンドリーさは、カナダという広大な異国に1人で来た私にとって涙が出そうになるほど嬉しいものでした。
引っ越しの日。家に着いたのは午前10時。
ニコニコの笑顔で迎え入れてくれ、サッと私の重たいスーツケースを手に取ると2階にある部屋まで運んでくれたり、雨の中引っ越してきた私にタオルを笑顔で渡してくれたり…日本を離れて2週間ほどだったので、更にしみる家族のような気づかいのある優しさ。
そして、夜ご飯はシェアハウスのみんなで1階のキッチン兼リビングで仲良く食べたのでした。
初日とは思えない!
出身地やカナダに来た目的、学生なのか社会人なのか、カナダにはどれくらいいるのか、様々なことを語り合った夜でした。
良い意味で人との距離が近い
インド映画を見たことがる方は少し想像しやすいかなと思いますが、彼らは家族や友人をとても大切にします。
そして人との距離がびっくりするほど近いです。
20代・30代…いえ、いくつになっても自分の家族や両親に毎日のように電話をしたり、どこに行くのにも友人や知人と一緒に出掛けたり。友人にも頻繁に電話をかけるなど、人としての温かさがある素敵な文化です。
いくつになっても、インドでは家族や親戚と住むことが普通で、1人暮らしをすることに対して「あなたはなぜ両親や家族と一緒に住まないの?」と疑問に思う人も。
日本では「1人暮らし=自立」という考えがスタンダードですが(最近は少し変わってきましたが)、インドではそういったところに自立の概念を見出さないようです。
また、
1度会話を交わした相手はもう友人。
「最近どう?」「仕事はどう?」「最近何か楽しいことあった?」など相手を気にかけているからこそ、大切に思っているからこそ沢山質問をしてきます。日本人にとってはそんなことまで聞いてくるの?と面倒になってしまうかもしれませんが、インドではこれが当たり前で、彼らの文化の1つ。
そんな彼らと過ごしたシェアハウス生活。
1日の終わりにはシェアハウスのみんなで一緒に夜ご飯を食べ、その日のことを語り合う。
時にはリビングで。時には誰かの部屋で映画やネットフリックスのドラマを見ながら。
食後の夜の時間もほとんど一緒に過ごしていました。休みの日は公園にテニスしに行ったり、映画をみんなで見に行ったり、プチ旅行もしたり…と振り返ればずっと一緒にいました。
距離が近いと言えば、
インドではシェアの文化も強いです。
ご飯をみんなで食べたり、お裾分けも当たり前。
遠慮もそこまでせず潔がいい。
でも他人に沢山シェアもする。
このシェアハウスに住み始めた当初、これを知らなかった私は毎晩のように「夜ご飯できたけどどれくらいいる?」とあげること前提で尋ねてくるシェアハウスのみんなが不思議でしょうがなかったです。
彼らの日本では考えられないほどの広大な親切心もあって、
私はほとんど毎日、自炊せずに彼らの美味しいインド料理を堪能しながら1年間過ごしたのでした。
インド人は日本の文化やアニメ好きが多い!
なにやら向こうの部屋から聞こえるワンピースのオープニングテーマ。
コナンのCM間のあのドアの音…。
そうです、インド人は他の国と比べても親日家が多く、ドラえもんやクレヨンしんちゃんを幼少期に見て育った人も少なくありません。
それもあって今でもアニメが大好き、日本の文化が大好きという方が多いんです。
シェアメイトの中には日本大好きインド人が2人もいました。
ジブリや新海誠、のだめカンタービレが大好きな方と、全てのアニメを見つくした日本のアニオタ以上のアニメオタク。
アニメが大好きな私はそれはもう嬉しく、気がつけば2人とは親友のように。
トロントでは、「アニメソングコンサート」「日本のアニメ・映画上映会」「ジャパン祭り」など日本関係のイベントがよく開催されるので、そのたびに3人で、時には他のシェアメイトも巻き込み一緒に出掛けていたものです。
母国愛が強く、自分の為だけに海外生活しているわけではない
私もそうですが海外にいる日本人って「日本が疲れてしまった」「環境を変えたい」などと日本よりも海外で生活したくて来ている…という人が多いんじゃないでしょうか。
でもインド人はほとんどの方が、「自分が海外に住みたいから」だけではなく、「良い仕事について自分の両親をもっと幸せにしてあげたい」「自分の両親や兄弟・姉妹の為に他の国でも永住権をとりたい」など自分だけではなく周りの為にも海外で生活をしています。
そしてみなさん口を揃えて、インドの方が最高だ、明日にでも帰りたいと言います。
インドのことを1つ聞けば10の答えが返ってくるほど、インドの文化や伝統を大切にし誇りに思っていて、
日本人にはあまりないインドの為なら何でもする!という母国愛も強いなと感じました。
自分の生まれた国を自分と同じくらい愛することができるって、人生においてとても重要で素敵なことだと思うんです。
素直に羨ましいなと思います。
インドには20カ国以上の言語がある!
私が面白いな~と強く思ったのがこの「言語」
インドではヒンディー語以外にも20カ国以上の言語が話されています。
なので、同じインド国内でも出身地方が違うと英語で会話することも!
このシェアハウスでもインド人同士なのに英語で会話していることがあり、「インド人同士なのに何故英語で話すのだろう?」と疑問に思っていたら、そういうことだったのです。
インド最大の都市、デリではヒンディー語が主流ですが、それでも他の地域の言語など2、3カ国話せることは彼らにとって当たり前。
日本のように英語を話せるだけでは誰も驚きません…。
感心してしまいます。
ベジタリアンやヴィーガンも多い、お酒もあまり飲まない。
インドでは宗教上、「お肉を食べない・お酒を飲まない」という人も多いです。
シェアハウスでも、ベジタリアンの方とヴィーガンの方がいました。
なので冷蔵庫は別々に使うようにしたり、食器や調理器具も分けるなど工夫していました。
カナダではレストランやカフェでも、ベジタリアン料理やヴィーガンメニューが必ずといっていいほどあるので、困ることはないようです。スーパーなんかでも、ヴィーガンのお菓子や食品が沢山売っています。
シェアハウスのみんなで誕生日パーティーやクリスマスパーティーをするときは、食べ物やケーキをみんなが楽しめるようにヴィーガンメニューで用意したりなど、日本ではあまりないことを経験できました。
相手の食べるものを材料から考えるって素敵ですね。
Yuki、インド愛に目覚める
シェアハウスを通して彼らと生活しているうちに、更にインド人の友達も広がったりと、カナダにいながらカナダの文化よりもインドの文化に触れ合いました。
日常的に聞こえるヒンディー語、何故か全て一緒に聞こえるインドの曲、身体に優しいインド料理、洗い立ての洗濯物にも染み付くスパイスの香り、玄関のドアを開ければ柔らかに入ってくるセージとインドのお香。
そんな素敵な人達や文化に囲まれながら日々を送っているうちに、
「インドに行きたい!」「ヒンディー語も話せるようになりたい!」
そう思うように。
私は思い立ったらすぐに行動するタイプなので、ヒンディー語を勉強し始め、今ではヒンディー語の文字が読めるようになり、軽い挨拶や受け答えはできるようになりました。
いつかインドに1カ月くらい旅行に行って、「魅力あふれるインド」をこの目で見て感じたい!
観光客に高値で売ろうとするインド人にサラッとヒンディー語で値引き交渉したい!
それが今の私のやりたいことの1つです。
まさか自分がインドをここまで好きになるとは思っていなかったので、人生何があるかわからないですね。
だから人生はおもしろい!
インスタも更新していますので、ぜひ覗いてみてください。
今日紹介したい英語フレーズは…
「take a chill pill」
落ち着いてよ!という意味。
chillは落ち着くで、pillは薬。
薬を飲むときは動詞はdrinkではなくtakeを使うので、
落ち着く薬を飲みなよ!で「落ち着いてよ、まぁまぁ落ち着きなよ」となる面白い表現です。
【例文】
Stop shouting! Take a chill pill!
「叫ぶのは止めて落ち着きなよ!」
また落ち着いてには他にも…
「calm down」「relax」という表現があります。
ぜひ使ってみてください。
ではまた!