
こんにちは!
YMSビザ(ワーキングホリデー)でイギリスへ渡航し、現在ロンドンで生活中の Yuki(@yukishudo)です。
当ブログでは、31歳までワーホリでできるだけ多くの国に住みたい!いろんな文化や価値観に触れることで、自分の視野を広げたい!英語の勉強が大好き!な私がワーホリ情報や海外生活のリアルについてブログを通して発信しています。

イギリスに渡英して10カ月が経ちました。
自分が渡英前や海外でワーホリ生活をしようか悩んでいた時期に知っておきたかったことって何だろうと振り返った時、それは「イギリス生活でどれくらい稼げるのか」ということ。
また、イギリス生活で見込める収入の目安がわかれば、渡航前に必要となる資金の準備もしやすくなります。
そこで本記事では、以下のような疑問や悩みをお持ちの方に向けて情報をまとめました。
- YMSビザ(ワーホリ)でイギリスに行こうか迷っている
- 金銭面での不安を抱えている人
- イギリス生活でどれくらい稼げるのか知りたい
- どのくらい貯金できるのかイメージしたい
- 「英語を使う仕事がしたい」「海外生活で収入もアップしたい」
- 渡英前の不安を解消したい
この内容が、「イギリスのYMSビザを取得しようか迷っている」「金銭面の準備に不安がある」という方の参考になれば嬉しいです。
ワーホリに行こうか金銭的に悩んでいる方へ

近年、ワーホリで海外生活を選ぶ人は年々増えています。しかし一方で、
「実際の生活費ってどれくらいかかるの?」
「日本で働くのと比べて収入はどうなんだろう?」
といった金銭面の不安から、なかなか一歩を踏み出せない人も少なくありません。
そこで、私自身がYMSビザ(ワーホリ)を利用してイギリスで約1年間生活している経験をもとに、「日本とイギリスの生活を比較しながら、実際にどれくらい稼げて、どれくらい貯金できるのか」を徹底解説していきます。
イギリスでどれくらい稼げる?
ここでは、イギリス(ロンドン)と日本(北海道)の最低賃金をベースにし、フルタイム勤務の場合の月収シミュレーションを行っていきます。

ちなみにイギリスは毎年最低賃金が上がります!
※本日2月19日のレート(£1=191円)で計算
項目 | 日本 | イギリス |
---|---|---|
時給 | 1,028円(£5.39) | £11.44(2,187円) |
労働時間 | 176時間/月 | 176時間/月 |
月収 | 180,928円(£948) | £2,013(384,986円) |
- イギリスの最低賃金は日本の約2倍
- 日本食レストランやカフェなどでも最低賃金以上の職場は多く、英語力や経験値によってさらに時給や給料アップが望める可能性あり
給料からどれくらい税金がひかれる?
日本でも給料明細を確認すると「控除」として税金や社会保険料が引かれますが、YMS(ワーホリ)で働いた場合も同じように給料から引かれます。
日本の場合
日本の場合、給与明細を見てみると「控除」欄に所得税・住民税・社会保険料などが含まれています。これらは給料やボーナスの金額によって変動しますが、ここでは月収18万円の場合、3万円前後の控除があるとします。
イギリスの場合
一方イギリスでも、YMSビザ(ワーホリ)や学生ビザで働く場合、給料から所得税(Income Tax) と国民保険(National Insurance)が天引きされます。

– 所得税 –
イギリスでは、年間所得のうち £12,570 までは非課税(Personal Allowance)で£12,570 を超える部分に対して 20% の税率がかかります。

£12,570(2,406,526円)までは非課税。つまり毎年240万円以上の収入がイギリスである場合、課税対象となり税金を納める必要があります。イギリスでフルタイムで働く場合の年収は約460万円なのでほとんどの方が課税対象と言えます!
フルタイムで働いた場合・・・
月収:£2,000 × 12ヶ月 = £24,000
£24,000 – £12,570 = £11,430(課税対象)
£11,430 × 20% = £2,286(年間の所得税)
£2,286 ÷ 12=£190.50(36,433円)
– 国民保険料 –
年間所得が £12,570 を超える場合、超えた分に対して 8%が 課税されます。
フルタイムで働いた場合・・・
£2,000 × 12 = £24,000
£24,000 - £12,570 = £11,430(国民保険の課税対象)
£11,430 × 8% = £914(年間の国民保険料)
£914 ÷ 12 = £76(14,328円)
- イギリスも日本と同じように税金がとても高い
- イギリスでフルタイム(最低賃金)で働いた場合の控除額は£266(50,149円)
生活費はどれくらい?
下記は、ロンドンで生活する場合の生活費を私の経験や平均値をもとにまとめたものです。日本の生活費は20代の平均金額を参考にしています。(両国とも「適度に楽しみつつ、ほどほどに節約」という前提で算出)。
内訳 | 日本 | イギリス |
---|---|---|
家賃 | 55,500円 | £750(143,437円) |
光熱費 | 6,000円 | 0 |
食費 | 30,000円 | £200(38,250円) |
交通・通信 | 20,000円 | £200(38,250円) |
交際費・趣味・日用品 | 30,000円 | £300(57,375円) |
支出合計 | 141,500円(£742) | £1,450(277,312円) |

イギリスでは光熱費は基本的にシェアハウスの家賃に含まれています。含まれていない場合は£50~£80が相場です。
- イギリスの家賃や交際費(外食など)は日本の2倍以上
- 食費(自炊)は日本と同じくらいの金額で収められる
\ 毎月の生活費についてもまとめています /
イギリス生活でどれくらい貯金できる?
では、これらをもとに日本とイギリスの月々の貯金額を試算していきます。
項目 | 日本 | イギリス |
---|---|---|
月収 | 180,928円 | £2,013(384,986円) |
支出 | 141,500円 | £1,450(277,312円) |
控除額 | 30,000円 | £266(50,149円) |
貯金額 | 9,428円(£49.45) | £297(55,993円) |
この表からわかるように、同じような生活スタイルでもイギリス生活では日本の貯金額の数倍を見込めます。自炊を徹底して節約した場合はもっと貯金できます。
もちろん、個人の生活スタイルや職種によって変動はあるものの、イギリスでポンドを稼ぐメリットはかなり大きいといえるでしょう。

私は毎月の貯金はイギリスでできる積み立て投資に使用したり、旅行資金に回しています!
- イギリスは家賃が高いが食費は日本と同じくらいなので、フルタイムで働けば日本よりも貯金できる
ワーホリに行こうか悩んでいる方に向けて、渡航前に必要な資金の目安についても解説しています。

ネットニュースでよく見る「ワーホリ出稼ぎ」について思うこと

最近では「ワーホリで出稼ぎ」というフレーズをネットニュースなどでよく目にします。
実際に英語圏4か国でワーホリを経験してきた私の実感としては、ある程度の英語力があれば、日本よりも稼げるチャンスは広がると感じています。
ただし、働く内容によって収入は大きく変わります。
たとえば、「オーストラリアで稼げる」と話題になりがちな農業(通称ファームジョブ)。私もワーホリ時代に挑戦しましたが、実際は期待したほど稼げませんでした。なぜなら、オーストラリアのファームジョブは世界中から人が集まるほど人気が高く、競争率が非常に激しいためです。しかも、体力がものをいう重労働だけに、雇用主側はどうしても体格の良いヨーロッパ系の人材を優先しがち。稼げる農場を勝ち取るハードルが高いのが現状です。
一方、もし「バリスタ」などの専門スキルがあれば、カフェで最低賃金以上の時給を狙える職場も多いです。ただし、バリスタで必要なのはコーヒーを作る技術だけではありません。英語圏では会話そのものが重要な接客サービスの一部。オーダーを取るだけでなく、お客様との雑談力も求められるため、一定レベルの英語力を身につけておくことが必要です。
つまり、現地でしっかり稼ぎたいなら、渡航前に接客英語や日常英会話の表現を習得しておくことが何より大切。英語力を高めることで選べる仕事の幅が広がり、稼げるチャンスもぐっと増えるといえます。

日本食レストランであっても、最低限の英語力が求められます。出発前に接客英語を叩き込んでおくと、スタートラインで大きな差がつきます!
まとめ

今回の記事では、イギリスのYMSビザ(ワーホリ)では実際にどれくらい稼げて、どれくらい貯金ができるのかを具体的に紹介しました。
日本とイギリスそれぞれの最低賃金をベースに比べてみると、イギリスの最低賃金は日本の約2倍なので、同じフルタイムでも日本より収入アップが期待できます。もちろん、ロンドンは家賃をはじめとした生活費が高めではあるものの、控除(税金・国民保険)を引いても日本より多く貯金できる可能性が高いです。
また、英語力に関しては、実際に私がイギリスで生活している肌感覚としても、「日本食レストランだから英語を使わなくて大丈夫」というわけではなく、基本的な接客英語が求められる職場が多いです。英語力が高いほど時給の上乗せやポジションアップのチャンスにもつながるため、渡英前に可能な限り英語力を高めておくことが重要といえます。
「YMS(ワーホリ)資金の目安」をもっと詳しく知りたい方へ
渡航前に必要な初期費用や、ビザ手続きの流れなどをまとめた記事も公開しています。渡英前の準備や渡航後にやるべきことをよりイメージしやすくなると思うので、ぜひあわせてチェックしてみてください。

先日、キャプテン・アメリカの映画を観に行ったのですが、劇中に登場した日本の首相役のキャラクターがとても印象的でした。流暢な英語を話しているのに、ところどころ日本語のアクセントが感じられて、思わず安心感を覚えたんです。というのも、海外の作品で「日本人役」とされる人物が実際には中国の役者で中国アクセントが出ている場面をよく見かけるからです。
日本人はアクセントを気にしすぎ?
英語圏で生活していると、日本人は他国の人々に比べて「発音」や「訛り」を過剰に気にする傾向が強いと感じます。私がこれまでワーホリ生活してきた中でも、現地のアクセントを必死に身につけようとしている日本人を何度となく見かけました。
もちろん、現地で使われているアクセントを学ぶこと自体は素晴らしいことです。ただ、その根本に「日本人訛りは恥ずかしい」という意識がある人が多く、なんだか悲しくなります。
アクセントがあるからこそ魅力的
私の周りにはイタリア人やフランス人など、第二言語として英語を流暢に話す人がたくさんいます。しかし、彼らにはしっかりと「イタリア訛り」「フランス訛り」が残っているんですよね。そもそも「アクセントを変えよう」という意識すらあまりないように感じます。
そうした姿を見ると、「自分の国の言葉に誇りを持っている」ように映って、とても素敵だと思うんです。それに母国語の訛りは私たちのアイデンティティでもあると思います。
日本人はもう少し「日本語訛り」に対して寛容になってもいいのではないでしょうか。


最後まで読んでいただきありがとうございます!
「ワーホリ日記」を運営しているYukiでした。
ワーホリ(YMS)や海外生活は、いつも新しい疑問や不安にぶつかるもの。もしお悩みや疑問があれば、XやインスタグラムのDMでお気軽にご相談ください。私の経験が少しでもお役に立てれば嬉しいです。
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