
こんにちは!
YMSビザ(ワーホリ)でイギリスへ渡英し、現在ロンドンで生活中の Yuki(@yukishudo)です。
当ブログでは、31歳までワーホリを使って多くの国に住みたい!いろんな文化や価値観に触れながら自分の視野を広げたい!英語の勉強が大好き!な私がワーホリに役立つ情報や海外生活のリアルについてブログを通して発信しています。
私はこれまでオーストラリア(メルボルン)、ニュージーランド(ウェリントン)、カナダ(トロント)でワーキングホリデーを経験し、現在はYMSビザ(同じくワーホリのようなもの)でイギリスのロンドンに滞在しています。
今回は、私が実際に生活して感じた各都市の特徴や、ワーホリ先としてどの国がどんな人に向いているかをわかりやすくご紹介します。これからワーホリに行こうか迷っている方に少しでも参考になれば幸いです。
ワーキングホリデー(ワーホリ)とは?

ワーキングホリデーとは、18歳から30歳(国によっては35歳)までの若者が、協定を結んでいる国に最長1年間(条件により延長可能)滞在し、就労・観光・学習などを自由に組み合わせて生活できる特別なビザ制度。
現地で働きながら生活費をまかないつつ、語学力を向上させたり、異文化に触れる貴重な体験ができるのが魅力。最近ではキャリア形成の一環として活用する人も増えており、柔軟なライフスタイルを求める若者にとって人気の制度といえます。

オーストラリア

\ 国の特徴・文化・人柄・気候 /
オーストラリアは、広大な自然と近代的な都市が見事に融合した国。ビーチでのんびりと過ごす一方で、シティライフも満喫できるのが特徴で、サーフィンやハイキング、BBQなど、自然を身近に楽しむ文化が根づいています。オーストラリア人、通称「オージー」は、陽気でフレンドリーな人が多く、上下関係にこだわらないカジュアルなコミュニケーションが主流です。多文化主義が社会に根づいており、移民も多く、国際的な環境の中で自然に異文化に触れることができます。また、オーストラリアは年間を通じて温暖な気候に恵まれており、特に都市部は四季の変化が穏やかで過ごしやすく、留学やワーキングホリデーにも適した環境といえます。

私は英語の中でもオージーアクセントが一番好きです!

メルボルンは「世界で最も住みやすい都市ランキング」で常に上位にランクインする街。洗練されたヨーロッパ調の街並みと、世界中のグルメが楽しめるカフェ文化が共存し、アートや音楽の発信地としても知られています。
\ メルボルンの仕事環境 /
飲食業、特にカフェやレストランでの求人が豊富で、バリスタとしての経験を積みたい人にとっては理想的な環境です。また語学力が不安な方でも始めやすいファームジョブもあります。さらに特定地域での農業経験を積むことで、セカンドワーキングホリデービザ(2年目の滞在)の申請資格が得られるのも大きなメリットといえます。
\ メルボルンの生活環境 /
メルボルンは公共交通機関が発達しており、生活が非常に便利です。週末には郊外の自然やワイナリーへ日帰り旅行も可能。市内にはビンテージショップやおしゃれな雑貨店も多く、街歩きが楽しいのも魅力です。
こんな人におすすめ!
- カフェ文化やバリスタに興味がある
- 多文化環境で働きたい
- ビザの延長を視野に入れている
- 気候が穏やかな場所でのんびり暮らしたい

「フラットホワイト」はメルボルン発祥のコーヒーで、ラテよりもミルクが少なく、エスプレッソの味わいをしっかり楽しめます。現地カフェではぜひお試しを!
- ファームジョブ
- 語学学校1カ月
- バリスタコース1カ月
- 日本食レストランでウェイトレス
- カフェでバリスタ
ニュージーランド

\ 国の特徴・文化・人柄・気候 /
ニュージーランドは、豊かな自然環境と穏やかな国民性が魅力の国。山や湖、海に囲まれた風景は息をのむ美しさで、アウトドアが好きな方にはぴったりの環境です。国全体で環境保護意識が高く、マオリ文化も大切にしています。また、人々はフレンドリーでとても親切。街の規模も小さめなので、地域とのつながりを感じながら安心して暮らすことができます。気候は海洋性で、夏は涼しく冬は比較的温暖。年間を通して過ごしやすいのもポイントです。

ニュージーランドは私が唯一アジア人差別を受けなかった国。それほど人々は優しい印象でした!

首都であるウェリントンは、海と山に囲まれたコンパクトな街。自然の中でリラックスしつつ、カフェやアートギャラリーなど都市的な魅力も楽しめます。映画(ロード・オブ・ザ・リングやホビットなど)や音楽文化が盛んで、クリエイティブな雰囲気が街全体に漂っています。
\ ウェリントンの仕事環境 /
飲食・サービス業の求人が安定してあり、英語力に自信がない人でも挑戦しやすい環境です。地元の人たちとの距離が近く、働きながら英語力を自然に伸ばすことができます。
\ ウェリントンの生活環境 /
車があると行動範囲が大きく広がりますが、街自体はコンパクトなので徒歩やバス移動でも不便はありません。週末には周囲のハイキングスポットやビーチで自然を満喫でき、ストレスの少ない暮らしが実現できます。
こんな人におすすめ!
- 自然に囲まれた穏やかな生活を送りたい
- ローカルとの交流を大切にしたい
- ロードトリップを楽しみたい
- 農業もやってみたい
- アートや音楽が好き

ウェリントンは映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのロケ地としても有名。映画ファンにはたまらないスポットが点在しています!
- カフェでバリスタとウェイトレス
カナダ

\ 国の特徴・文化・人柄・気候 /
カナダは、多文化主義を国のアイデンティティとして掲げており、移民を受け入れる姿勢が非常にオープンな国。人々は温厚で協調性があり、初めての海外生活にも安心して飛び込める環境が整っています。地域によって気候差は大きいものの、トロントなどの主要都市では四季がはっきりしており、冬は北海道のような気候ですが、夏はカラッとした暑さなので過ごしやすいです。

移民大国であるカナダはインド人がとても多いのですが、私はこのカナダ生活がきっかけでヒンディー語を勉強し始めました!

トロントはカナダ最大の都市でありながら、緑豊かな公園や湖畔の景観も楽しめる、住みやすさと利便性のバランスが取れた街です。世界中の文化が交差する多国籍都市であり、レストランやイベントも国際色豊かです。
\ ウェリントンの仕事環境 /
飲食店やサービス業の求人が非常に多く、仕事も見つかりやすいです。また、語学学校やカレッジも豊富なので、働きながら学ぶスタイルも実現可能です。
\ ウェリントンの生活環境 /
地下街「PATH(パス)」やTTCのトラム(市電)が充実しており、冬場でも快適に生活できます。公共交通機関も整備されていて通勤も便利。アートや音楽フェスなどのイベントも多く、刺激的な毎日が過ごせます。
こんな人におすすめ!
- 大都市でしっかり働きたい方
- 多文化の中で生活を楽しみたい方
- 英語力を本格的に伸ばしたい方

毎年秋に行われるトロント国際映画祭(TIFF)は必見。私はヒュー・ジャックマンとユアン・マクレガーに会えました!
- カフェでバリスタ
イギリス

\ 国の特徴・文化・人柄・気候 /
イギリスは、伝統を重んじながらも最先端の文化が根づく魅力的な国です。礼儀やマナーを大切にする国民性があり、最初は距離を感じるかもしれませんが、信頼関係が築けるととても親切でフレンドリーな人が多いです。気候は温帯性で、冬は雨や曇りの日が多いものの、極端な暑さや寒さが少なく、夏は晴れの日が比較的多いなど年間を通して安定しています。美術館や博物館が無料で楽しめるなど、充実した生活が送れます。イギリスでのワーキングホリデーは、YMS(Youth Mobility Scheme)ビザを通じて行われ、他国とは少し違った制度設計が特徴です。
→ YMSビザの特徴
YMSは正式には「就労ビザ」に分類され、勤務時間や職種に制限がありません。最長2年間滞在可能で、フルタイムで働けるのはもちろん、副業やフリーランスとしての活動も認められているため、自分のスタイルに合った働き方ができます。
また、現地企業への就職やキャリア形成にも活かしやすく、「ワーホリ=一時的な経験」という枠を超えた選択肢が広がっているのも魅力です。

YMSビザの申請方法は下記記事をチェックしてみてください!


世界有数のグローバル都市ロンドンは、歴史的建築と現代アート、ファッション、音楽などが共存するダイナミックな街。格安航空を使えば週末にヨーロッパ旅行も可能です。
\ ロンドンの仕事環境 /
サービス業からオフィスワークまで幅広い職種があり、YMSビザの利点を活かしてフルタイムで働けるチャンスも豊富です。時給も日本の2倍と高く、生活費をカバーしながら貯金をすることも可能です。
\ ロンドンの生活環境 /
多国籍な人々が共に暮らすロンドンでは、日常的に国際交流が生まれます。公共交通機関も便利で、市内には無料で楽しめる美術館や博物館が多数。生活コストはやや高いものの、それに見合う刺激と経験が得られます。
こんな人におすすめ!
- フリーランスや正社員として働きたい
- ヨーロッパ旅行を楽しみたい
- 芸術・文化・ファッションに興味がある

イギリスといえば紅茶。現地ではぜひアフタヌーンティーも楽しんでみてください!お休みの日には、美術館(無料)巡りやミュージカル鑑賞などもおすすめです!
- バブルティーショップでバリスタ
- カフェでバリスタ
- クリニックでアシスタントと受付業務←現在
Yukiのワーホリ国別ランキング

4カ国をすべて経験したからこそ見えた「住みやすさ」や「働きやすさ」などのリアルな体感を、ランキング形式でまとめてみました。あくまで私自身の主観ではありますが、国選びの参考になれば嬉しいです!
住みやすさランキング
1位:オーストラリア
2位:カナダ
3位:ニュージーランド
4位:イギリス
→ 気候や人の優しさ、生活コスト、街の雰囲気など総合的に判断。オーストラリアのメルボルンは本当に暮らしやすかったです!やや潔癖症のある私はイギリスの街の汚さが苦手なので4位とさせていただきました。
仕事の見つけやすさランキング
1位:オーストラリア
2位:イギリス
3位:ニュージーランド
4位:カナダ
→ オーストラリアは幅広い求人が多く、英語初心者でも仕事が見つけやすい印象でした。英語がある程度できれば、イギリスのロンドンも仕事探しではそこまで困らないかなと感じています。カナダは世界中からの留学生が多くその分、仕事探しの競争率もかなり高いなと感じました。
稼ぎやすさランキング
1位:イギリス
2位:オーストラリア
3位:ニュージーランド
4位:カナダ
→ イギリスは時給が高く、フルタイムで働けるYMSビザなら貯金も可能。物価は高いけど、それを上回る収入も期待できます。英国ポンドは米ドルよりもレート的にもかなり強いです!カナダはサービス業だとチップにも頼る必要があるので安定して高収入を得るには職業によってはけっこう難しいなと感じました。
英語力の伸ばしやすさランキング
1位:カナダ
2位:オーストラリア
3位:ニュージーランド
4位:イギリス
→ カナダは語学学校が充実していて、アクセントも比較的聞き取りやすく、英語を学ぶ環境として最適でした。世界中からの留学生が多く友達も作りやすいので、英語を伸ばす機会も他国より多いなと感じました。イギリスは他の3カ国に比べて、街中で気軽に話しかけてくる人の割合が少なく(電車で隣の人と話すなど)、その分会話が生まれる確率も他国より少し低いので4位としました。
旅行のしやすさランキング
1位:イギリス
2位:カナダ
3位:オーストラリア
4位:ニュージーランド
→ ロンドンを拠点にすればヨーロッパ旅行が格安&簡単に実現できます!週末ヨーロッパ旅行も可能。またカナダはアメリカなどへの旅行が簡単にできます。
Yukiがワーホリの国選びで後悔していること

これまで、オーストラリア→ニュージーランド→カナダ→現在のイギリスとワーホリで各国に滞在していているのですが、1つ大きく後悔していることがあります。
それは、「オーストラリアを最初に選んでしまったこと」です。
というのも、オーストラリアは4カ国の中でも自分に1番合っていた国で、働きやすさや暮らしやすさ、人の雰囲気など、すべてが自分の性格やライフスタイルにフィットしていました。今振り返ると、最後にオーストラリアを残しておき、ワーホリ後に就労ビザの取得など、さらに長く滞在できるチャンスに挑戦すればよかったな…と感じています。
ワーホリは基本的に一度きりのチャンスなので、「どの国にどのタイミングで行くか」は意外と重要です。キャリアアップや長期滞在も視野に入れている方は、国の選び方や順番もぜひ慎重に検討してみてください!
まとめ:あなたにぴったりのワーホリ先を見つけよう!
それぞれの国には異なる魅力とライフスタイルがあります。自分がどんな経験をしたいのか、どんな働き方や暮らし方をしたいのかを軸に選ぶと、満足度の高いワーホリが実現しやすいかなと思います。
このブログでは他にも、ビザの申請方法や、家&仕事の探し方、現地でのリアルな生活費、さらに貯金できる金額など幅広い情報をシェアしていますので、ぜひほかの記事も参考にしてみてください!


海外で暮らしてみると、あらためて日本の素晴らしさに気づく瞬間が多くある。そして、その気づきは一時的なものではなく、一生続いていく感覚だと思う。
よくインターネット上では、「海外に行かないと日本の良さがわからないなんて(笑)」といったコメントを見かけることがあるが、それとは少し違う。実際に海外に出て、現地で働き、異文化の中でさまざまな国の人々と生活を共にするからこそ得られる、日常の中にあるささやかな気づきがあるから。
携帯契約を結んだからこそ、銀行口座を開設したからこそ、現地企業で働いたからこそ、大家から家を借りたからこそ、保険に加入したからこそ、外国人として生活をしたからこそ、体調を崩して薬局や病院に足を運んだからこそ、そして確定申告を自ら行ったからこそ得られた実体験による学びがある。これらは、ただ観光で訪れただけでは決して得ることのできない気づきだと思う。
さらに、たとえば、自分がその国を見る視点と、他国の人がその国を見る視点とでは大きく異なることがよくある。日本から来た私は、イギリスの治安や交通機関の不便さに不満を漏らしがちであるが、ブラジルやモロッコから来たハウスメイトは、イギリスの治安と交通システムを日々称賛している。そのような「視点の違い」に日常の中で気づけるというのも、海外生活の興味深いところ。
また、日本に帰国してからも、「そういえばオーストラリアではこうだったな」「イギリスではああだったな」「カナダで一緒に暮らしたインド人はこう考えていたな」などと、自然に複数の視点から物事を見ることができるようになったり。そのような視点を持つだけで、日常生活の中でアイデアが浮かんだり、ふとしたひらめきが生まれたりする。これは、おそらく日本国内だけで生活していたら得られなかった感覚で、これは生涯にかけて、私の人生を面白いものとしてくれると思う。
さらに、以前であれば何気なくやり過ごしていたことに対しても、「これは本当に必要なのだろうか?」「もっと良くするにはどうしたらよいのか?」と疑問を持つことができるようになり、自分で考え、行動へと移す力が身についていく。
そして私が強く感じているのは、ワーキングホリデーのような海外経験は、できる限り20代のうちに行っておくべきということ。
私は20歳のときにオーストラリアへ渡り、現在は29歳でイギリスに住んでいるが、その行動力やフットワークの軽さには大きな違いがある。20歳の頃は深く考える前に飛び込み、がむしゃらに挑戦することができた。しかし今では、自分の中に確立された生活リズムや価値観があるため、どうしても慎重になってしまうことがある。もちろん今の海外生活も充実していて楽しいが、「毎日が新鮮で、すべてが刺激的」「失うものも失うお金もないので全力で挑戦してみる」というあの頃の感覚とは、やはり少し異なるものがあるとも思う。
だからこそ私は、資格や学歴がなくても、日本人であれば誰でも挑戦できる「ワーキングホリデー」という制度を活用し、一度きりの人生に「海外生活」という特別な経験を加えてほしいなと思う。

最後まで読んでいただきありがとうございます!
「ワーホリ日記」を運営しているYukiでした。
ワーホリ(YMS)や海外生活は、いつも新しい疑問や不安にぶつかるもの。もしお悩みや疑問があれば、XやインスタグラムのDMでお気軽にご相談ください。私の経験が少しでもお役に立てれば嬉しいです。
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