ワーホリ:私のファーム経験 in オーストラリア

オーストラリアのワーキングホリデーでは、ファームジョブいわゆる、農業を3ヶ月間するともう1年期間ビザを延長することができます。

通称セカンドワーホリビザ。

オーストラリアにワーホリで行く多くの方がファームで働き、セカンドワーホリビザを取るかと思います。

また最近ではワーホリで稼げる!と話題ですが、それも運が良い人だけなんです…

今回の記事では、私のリアルな体験をもとに、ファームジョブの実態について書いていきます。

いちまる
いちまる

Yuki、農業はどうだった?体力的にYukiはファームジョブに向いていなさそう…

Yuki
Yuki

失礼な(笑)色んなお仕事内容があるから、もちろん女性でもファームジョブができるよ!農業に挑戦したい女性にもわかりやすくファームジョブについて紹介していくね!

ファームジョブって?

ファームと言っても、様々な種類があり、ブドウ、メロン。チェリーなどの軽い果物の収穫作業から、実が育つまでの葉っぱや木のお手入れ作業、さらにバナナやパイナップル収穫などの少し体力のいるものまで。

セカンドビザの取得目的であれば、ミートファクトリー(お肉工場)などもあります。友人が働いていたのですが、月60万円ほど稼いでいました。ですがベルトコンベアで流れてくるさっきまで生きていた動物たちのお肉をパッキングしたりするお仕事のようです。

広大なオーストラリア。エリアによって盛んなファームも異なります。例えば私がいたメルボルン市があるヴィクトリア州では、ブドウ・ブルーベリー・メロン・チェリーなどが盛んでした。ファームのお仕事自体は見つけやすかったですが、時給は人気のバナナファームなどに比べると低めでした。

このように、住む場所を重視するのか?仕事内容を重視するのか?でファーム選びも変わってきます。

私のリアルなファーム体験

私のファーム生活の拠点は、メルボルン市から電車とバスを乗り継いで、9時間離れたところにある「ミルデューラ」という街でした。

ファームは現地の無料エージェントに手数料をお支払いし、紹介して頂きました。

当時はファーム情報が少なくオーストラリアに渡航してまだ1カ月しか経っていなかったので、無料エージェントに紹介してもらいましたが、今の私であれば、フェイスブックや生活情報サイトの掲示板、もしくはゲストハウスなどで現地の人に直接聞いて探すと思います。

どこに住んでいたのか?

さてさて、私が拠点としていた街、ミルデューラはとても住みやすく、お仕事があったらもっと滞在していたかったなと思うほどです。時間の流れがゆったりとしていて、人々や街の雰囲気も暖かく…そんな素敵な場所。

ミルデューラ

オーストラリアのマレー川沿いに広がるミルデューラは観光アクティビティが豊富。遊覧船でのクルーズ、新鮮な作物とワインのグルメ体験、ゴルフなどが楽しめるんです。ミルデューラは「オーストラリアの食料庫」とも言われ、ブドウや柑橘類、アーモンド、オリーブなどの農業が盛んで、街のレストランやカフェではこれらの食材を使った料理が楽しめます。「Feast Street」として知られる通りには受賞歴のあるワインも豊富に揃っています。市街地には美術館、博物館、史跡地などがあり、アートや文化、歴史に触れることも。

私が3ヵ月住んでいたのは、街の中心にある寮のようなゲストハウスのようなモーテルのようなところ。

ここに住んでいる方たちは同じファームで働く仕事仲間で、日本人と韓国人が半々でした。年齢も近いこともあり、すぐに打ち解け仲良くなれました。

部屋はルームシェア。

4人で1部屋でしたが、仕事がメインだったたのと、みなさん素敵な方たちだったので毎日楽しく過ごすことができました。

1週間200ドル支払い、3食付きだったので、当時自炊を全くしなかった私にとってはとても有難いものでした。

Wi-Fiが遅かったり、止まったりしていたのでそこは少々不便でしたが、休みの日には図書館へWi-Fiを使用しに行ったりと、自分の中で工夫しながら生活。これもまた貴重な経験の1つで、今でもWi-Fiが繋がらなくても当時のファーム生活を思い出し、「まぁいいか」と言い聞かせるようにしています。

また、気温40度を平気で超えるオーストラリア。

それなのに何故かずーっと故障中のモーテルのクーラー。

仕事終わりはみんなで近所のスーパーへ涼みに行っていました。

夜は比較的涼しく、朝は寒かったりするので、寝苦しいということは無かったです。

お休みの日は仲間たちがご飯やお菓子を作ってくれたり、みんなでパーティーをしたりと…ミルデューラという素敵な街と優しい仲間たちに出会え、プライベートはとても充実していました。

いちまる
いちまる

ファーム生活楽しそう!農業のお仕事はどうだったの?

Yuki
Yuki

最高の経験だったよ!また同じメンバーでファーム生活をしたいなと今でも思うんだ!仕事は…えっと最近は農業は稼げると話題だよね?…でも私は正直日本でのお仕事よりも稼げなかったからそのお話をしていくね。

涙多めのファームジョブ

結論から言うと、1日9時間週6日働き、月の給料は20万円以下

時給が日本より1.5倍以上のオーストラリアでこの金額。

そうです、ファームジョブはどこも稼げるというわけではないのです。

周りの話を聞いてきた限りでも、稼いでいる人もいれば私より稼げなかったという人もいるので、ファームジョブは運だと思います。仕事内容にもよりますが、ヨーロッパ系の方たちは体格が良いので、ファームでの仕事も見つけやすく、クビになることもほとんどないようです。(オーストラリアでは誰でもいきなりクビを宣告されます…)

なので小柄な女性であれば、ブドウやチェリーなどの収穫作業(ピッキング)をおススメします。

さて私のファームジョブの内容は、

ブドウの葉っぱとり!

ブドウの収穫かと思いルンルンしていたのですが、ブドウの実がしっかり育つように周りの葉っぱをひたすら取っていくというものでした。仕事中はイヤホンをしながら音楽を聴いたりできたので、気晴らしになりよかったです。

ファームジョブ1日の流れはこんな感じで…

5:30
送迎バスでファームへ

韓国人のスーパーバイザーが毎朝バスで送迎してくれました。ファームまで1時間弱だったので、みんなぐっすり寝ていました。

6:30
お仕事開始

午前の部スタート!

12:30
至福のランチタイム

毎朝お弁当を作って持たせてくれました。韓国人のシェフだったので、どれも辛すぎて私たち日本勢は苦戦しましたが、舌というのはだんだん慣れてくるもので、2週間もすれば美味しく頂いていました。お昼にみんなで食べるご飯は美味しいですね!

13:00
お仕事開始

まさかの休憩30分。オーストラリアではカフェやレストランのお仕事でも休憩が1時間未満のところが多いです。

では午後の部スタート!

16:00
お仕事終了&送迎バスで帰宅

9時間労働がんばった。さあモーテルでシャワーを浴び、洗濯機争奪戦を制し、街に出かけよう!

お仕事内容は楽しいものではなく、時給もまさかの8-9ドルだったので正直移動も考えました。

それでも、プライベートがとても充実していたのと、セカンドワーホリビザが番の目的だったのでここのファームで88日間(3ヵ月)耐え抜き、頑張りました。

最後の2週間ほどはメロンの収穫もやったのですが、メロン食べ放題がどうでもよくなるほど私には辛い仕事で仕事中泣いていました。ブドウよりは時給も良かったのですが、1日に17時間働かせられた日もあり、体力的にも限界でした。

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これはメロン収穫作業時に最初の1時間だけやっていた段ボール組み立て作業。ダンボールを組み立てるだけで時給なんと20ドルでした。(2000円くらい) この仕事をずっとやっていたかったですが現実は甘くなく気づいたらメロンを取らされていました…

最後は女子はもういらない!とクビを宣告されるなど、なんとも怒涛なファームジョブでしたが、なんとかセカンドワーホリビザは取得できました。

いちまる
いちまる

ファームジョブといっても本当に色々な種類があるんだね!

Yuki
Yuki

うん、だから口コミで良く調べたり、実際にそこで働いている人や友達の紹介で見つけるのがおススメ!良い場所が見つかるといいね。実際に働いてみて海外での3ヵ月のファーム生活はとても貴重な体験になったよ!

まとめ

セカンドワーキングホリデービザの為に行ったファームですが、働くことの素晴らしさ、汗水流すことの美しさ、自分の意見を持つことの大切さ、自然と生きることの清らかさを学んだ3ヵ月でした。

何よりも沢山の素敵な人に出会い、仲良くなり、たくさん助けてもらい、絆も深まり…と、日本では中々味わえないような最高の経験を得ることができました。

Yukiの今日の英語フレーズ

今日紹介するフレーズは知っておくと便利な…

keep me posted

意味は「わかったら教えてね」「また連絡してね」という感じで、何か情報や事柄を後でわかったときにアップデートしてほしい時に使えるフレーズ。

【例文】

I finished my work and on my way now. I will let you know before I arrived there!

– Okay! Keep me posted!

「今仕事が終わって向かっているよ。そっちに着く前にまた連絡するね!」

「わかったよ、また連絡してね!」

ぜひ使ってみてください。

ではまた!

インスタも更新していますので、ぜひ覗いてみてください。

@yukishudo